文体をそろえるが一度うまくいったら、次は「毎回同じ品質で出す」「他の作業とつなげる」に進めます。このページではその方法をまとめます。
この用途の概要
| 何をさせるか | 複数人で書いた文章の、書き方の揺れを直す |
|---|---|
| 渡すもの | 複数の文章、そろえたい方向 |
| 返ってくるもの | 揺れの一覧と直し方 |
| 分類 | 文章を書く |
| 向いているツール | 文章・対話 |
| 任せ方 | 確かめてから使う(2/3) |
毎回同じ品質で出す
一度うまくいった指示文は、次も同じように使えるよう形にしておきます。
- 固定部分を分ける
- 毎回変わるのは複数の文章、そろえたい方向の中身だけです。それ以外は固定できます。固定部分をカスタム指示やテンプレートに置いておくと、毎回書かずに済みます。
- 見本を残す
- うまくいった出力を1つ残しておき、次からは見本として一緒に渡します。説明を重ねるより形が揃います。
- 変えた記録を残す
- 指示文を変えたら、何を変えて結果がどう変わったかを短くメモします。次に迷ったとき、戻れます。
作業をつなげる
文体をそろえるの出力を、次の作業の材料にできます。
| つなげる先 | どうつなげるか |
|---|---|
| ブログ記事の構成を作る | 揺れの一覧と直し方を、何を、どの順で書くかを決めるときの材料として渡します |
| タイトルを複数案出す | 揺れの一覧と直し方を、同じ内容に、切り口の違うタイトルを付けるときの材料として渡します |
| キャッチコピーを考える | 揺れの一覧と直し方を、商品やサービスを一言で言うときの材料として渡します |
| 文章を短くする | 揺れの一覧と直し方を、長すぎる文を、意味を保ったまま縮めるときの材料として渡します |
| SNSの投稿文を作る | 揺れの一覧と直し方を、限られた文字数で、見てもらう入口を作るときの材料として渡します |
つなげるときは、間に人が入って確かめてください。前の出力の間違いが、そのまま次に持ち越されます。
分けたほうがいい場合
1つの指示文で複数のことをさせると、どれかが薄くなります。次のときは分けてください。
- 出力に、性質の違うものが混ざっている(一覧と説明文、事実と意見など)
- 条件が10個を超えている
- 一部の指示だけ無視される
- 材料が長く、条件が読み飛ばされている
繰り返す作業にする
文体をそろえるを毎週・毎月やるなら、手順として残します。
- 指示文を固定部分と可変部分に分ける
- 可変部分に何を入れるかを、記入欄の形で書いておく
- 出てきたものを確かめる観点を、チェックリストにする
- 確かめた結果、直したところを指示文に反映する
4つめが大事です。毎回同じところを直しているなら、それは指示文に書けます。
どの用途にも効く6つの原則
この6つは、どの指示文にも共通して効きます。うまくいかないときは、まずこのどれかが抜けていないかを見てください。
- 役割を決める
- ただ「書いて」と頼むより、「新人に説明する立場で」「校正者として」のように立場を決めると、出てくる文の前提がそろいます。
- 入力を先に、条件を後に
- 渡す材料と、守ってほしい条件を分けて書きます。混ざっていると、条件が材料の一部として読まれることがあります。
- 出力の形を数で指定する
- 「いくつ」「何字」「どの順」を数で指定します。「簡潔に」は人によって長さが違いますが、「200字で」は揺れません。
- してほしくないことを書く
- 「補わないでください」「推測で書かないでください」は、書かないと必ず補われます。
- 分からないときの言い方を決める
- 「分からない場合は分からないと書いてください」を入れておくと、それらしい答えで埋められずに済みます。
- 例を1つ見せる
- 欲しい形の見本を1つ渡すと、説明を重ねるより早く伝わります。
文体をそろえるの指示文では、とくに「出力の形を数で指定する」と「してほしくないことを書く」が効きます。引用部分まで文体を直してしまう。
やりすぎないこと
慣れてくると、何でも指示文で解こうとしがちです。次の場合は、AIを使わないほうが早く終わります。
- 材料を集めるほうに時間がかかる
- 複数の文章、そろえたい方向を用意する手間のほうが大きいなら、直接やったほうが早いことがあります。
- 確かめる手間が作る手間を超える
- 確かめに時間がかかる作業は、最初から自分でやるほうが速いことがあります。
- 1回しかやらない作業
- 指示文を組み立てる時間が、作業そのものより長くなります。
- 判断そのものが仕事
- 材料の整理は任せられますが、決めることは任せられません。
つまずくところ
引用部分まで文体を直してしまう。
こうすると直る
引用は直さない指示を入れる。直したあと、引用符の中が変わっていないか確かめる。
どこまで任せられるか
この用途の任せ方は確かめてから使う(2/3)です。形は任せられますが、中身は確かめる必要があります。事実に関わる部分は元の資料と突き合わせてください。
| 段階 | 意味 | この用途は |
|---|---|---|
| 1 | そのまま任せられる | |
| 2 | 確かめてから使う | ここ |
| 3 | 人が判断する |
段階は「AIの性能」ではなく「間違えたときの影響」で決めています。文章の言い回しを間違えても直せますが、契約や体調に関わる判断を間違えると取り返しがつきません。
「文章を書く」の他の用途
同じ分類には12件あります。似た場面で使うものは、指示文の書き方も似ます。
| 用途 | させること | 任せ方 |
|---|---|---|
| ブログ記事の構成を作る | 何を、どの順で書くかを決める | そのまま任せられる(1) |
| タイトルを複数案出す | 同じ内容に、切り口の違うタイトルを付ける | そのまま任せられる(1) |
| キャッチコピーを考える | 商品やサービスを一言で言う | 確かめてから使う(2) |
| 文章を短くする | 長すぎる文を、意味を保ったまま縮める | そのまま任せられる(1) |
| SNSの投稿文を作る | 限られた文字数で、見てもらう入口を作る | そのまま任せられる(1) |
| 書き出しを考える | 読み進めてもらうための最初の3行を作る | 確かめてから使う(2) |
| 言い換えの候補を出す | 同じ意味で、別の語感の言葉を探す | 確かめてから使う(2) |
| 文体をそろえる | 複数人で書いた文章の、書き方の揺れを直す | 確かめてから使う(2) |
| 読みやすさを上げる | 意味を変えずに、読む速さを上げる | 確かめてから使う(2) |
| 見出しを付け直す | 中身に合った見出しに変える | 確かめてから使う(2) |
| 台本を書く | 話し言葉として自然な原稿にする | 確かめてから使う(2) |
| 自己紹介文を作る | 場面に合わせて、伝えることを選ぶ | 確かめてから使う(2) |
文体をそろえるの他のページ
この用途については、5つの角度でまとめています。
| ページ | 書いていること |
|---|---|
| 文体をそろえるの指示文 | そのまま使える指示文と、その形にしている理由 |
| 文体をそろえるの書き方 | この用途で外さないための組み立て方 |
| 文体をそろえるの失敗と直し方 | うまくいかないときに、指示文のどこを変えるか |
| 文体をそろえるのツール選び | 文章・対話のツールの中で、この用途に向くもの |
文体をそろえるを使う場面
複数人で書いた文章の、書き方の揺れを直すという作業です。実際に使う場面を押さえておくと、指示文に何を書けばいいかが決まります。
- 出てきたものを誰が見るか
- 不特定の読者。途中で離脱できる
- いつ使うか
- 書き始めがいちばん重い
- 間違えたときに何が起きるか
- 事実と違うことを書くと、公開後の訂正が要る
- かかる時間の目安
- 構成まで数分。本文は材料の量による
文体をそろえるで渡すのは複数の文章、そろえたい方向、返ってくるのは揺れの一覧と直し方です。この2つがはっきりしていないうちに指示文を書くと、一般論しか返ってきません。
使う前に決めておくこと
指示文を書き始める前に、次を決めておいてください。ここが決まっていないと、何度書き直しても結果が安定しません。
- 読む人がどういう状況で読み始めるか
- 読んだあとどうなってほしいか
- 自分が持っている材料(体験、データ、取材)
読む人がどういう状況で読み始めるか
これが決まらないうちは、指示文を書いても意味がありません。文体をそろえるの場合、ここが曖昧だと出てくるものも曖昧になります。
読んだあとどうなってほしいか
2つめ以降は、指示文の条件として書き足す部分です。書かなければAIが勝手に決めます。
自分が持っている材料(体験、データ、取材)
書き忘れると、あとから直すことになります。最初に決めておくほうが速く終わります。
出てきたものの確かめ方
文体をそろえるの出力は、確かめてから使う段階(2/3)です。形は任せられますが、中身は次の観点で確かめてください。
- 書いた事実に根拠があるか
- 数字の出所が言えるか
- 自分の言葉になっているか
- 同じことを繰り返していないか
書いた事実に根拠があるか
目で追うだけでは見落とします。項目を1つずつ潰す形で確かめてください。
数字の出所が言えるか
数字は、元の材料を検索して一致するか確かめます。要約の中に埋め込まれた数字は、とくに間違いに気づきにくくなります。
自分の言葉になっているか
目で追うだけでは見落とします。項目を1つずつ潰す形で確かめてください。
同じことを繰り返していないか
目で追うだけでは見落とします。項目を1つずつ潰す形で確かめてください。
期待どおりの答えが返ってきたときこそ確かめてください。自分が望んでいた結論が出ると、検算をしないまま通してしまいます。
文体をそろえるの前後にある作業
文体をそろえるは、たいてい一連の作業の途中にあります。前後を意識すると、渡す材料と出力の形が決まります。
| 段階 | すること | AIに任せられるか |
|---|---|---|
| 前 | 複数の文章、そろえたい方向を用意する | 材料集めは自分でやることが多い段階です |
| ここ | 複数人で書いた文章の、書き方の揺れを直す | 確かめてから使う(2/3) |
| 後 | 揺れの一覧と直し方を確かめて使う | 確かめるのは人の仕事です |
同じ流れで使う用途
| 用途 | させること |
|---|---|
| ブログ記事の構成を作る | 何を、どの順で書くかを決める |
| タイトルを複数案出す | 同じ内容に、切り口の違うタイトルを付ける |
| キャッチコピーを考える | 商品やサービスを一言で言う |
| 文章を短くする | 長すぎる文を、意味を保ったまま縮める |
| SNSの投稿文を作る | 限られた文字数で、見てもらう入口を作る |
| 書き出しを考える | 読み進めてもらうための最初の3行を作る |
| 言い換えの候補を出す | 同じ意味で、別の語感の言葉を探す |
| 読みやすさを上げる | 意味を変えずに、読む速さを上げる |
前の段階で材料が揃っていないと、この段階で埋め合わせが起きます。埋め合わせられたものは、材料に無かったものです。
105用途の中でどこにいるか
このサイトには105用途を収録しています。文体をそろえるがどのあたりに位置するのかを数字で見ます。
| 見るもの | この用途 | 全体 | ||
|---|---|---|---|---|
| 分類 | 文章を書く | 11分類のうちの1つ | ||
| 同じ分類の用途数 | 12件 | 105件 | ||
| 任せ方 | 確かめてから使う(2) | 1:15件 / 2:84件 / 3:6件 | ||
| 向いているツールの分類 | 文章・対話 | 12件のツールがある |
分類ごとの用途数
| 分類 | 用途数 | 任せ方の内訳 | |
|---|---|---|---|
| ビジネス文書 | 15 | 1:3 / 2:11 / 3:1 | |
| 資料作成 | 8 | 1:2 / 2:6 / 3:0 | |
| 調べもの | 9 | 1:2 / 2:5 / 3:2 | |
| 文章を書く | 12 | 1:4 / 2:8 / 3:0 | |
| 学習 | 9 | 1:2 / 2:7 / 3:0 | |
| データ・表計算 | 9 | 1:1 / 2:8 / 3:0 | |
| 開発 | 12 | 1:0 / 2:12 / 3:0 | |
| 就職・転職 | 8 | 1:0 / 2:6 / 3:2 | |
| 画像生成 | 7 | 1:0 / 2:6 / 3:1 | |
| 暮らし | 9 | 1:1 / 2:8 / 3:0 | |
| AIとの付き合い方 | 7 | 1:0 / 2:7 / 3:0 |
任せ方の段階は「AIの性能」ではなく「間違えたときの影響」で決めています。3が多い分類は、AIに任せきれない判断が含まれる分野です。
文体をそろえるに関わる言葉
このページで使っている言葉のうち、意味を取り違えやすいものをまとめました。
- プロンプト
- AIに渡す指示文のこと。日本語では「指示文」と書きます。長さに決まりはなく、条件を並べた数百字のものが普通です。
- カスタム指示
- 毎回同じことを書かなくて済むよう、あらかじめ登録しておく指示。サービスによって呼び方が違います(システムプロンプト、カスタムインストラクションなど)。
- ハルシネーション
- AIが事実でないことを、事実のように書いてしまうこと。文章としては自然なまま起きるので、読んで違和感を探すだけでは見つかりません。
- コンテキスト
- 一度に渡せる文章の量。これを超えると、前のほうの内容が扱われなくなります。
- トークン
- AIが文章を数える単位。日本語はおおよそ1文字が1トークン前後です。料金がトークン数で決まるサービスがあります。
文体をそろえるについて、よくある質問
指示文をそのままコピーして使えますか?
かっこの中を自分の状況に置き換えれば使えます。置き換えずに送ると、複数の文章、そろえたい方向が無い状態になるので、一般的な話しか返りません。
どのAIで使えますか?
文章・対話に分類されるツールなら、どれでも基本的な形は通ります。ツールごとの違いは文体をそろえるのツール選びにまとめました。
出てきたものをそのまま使っていいですか?
この用途は「確かめてから使う」段階です。形はそのまま使えますが、中身は確かめてください。
毎回結果が違うのですが
出力の形を数で指定し、欲しい形の見本を1つ添えると揺れが減ります。完全に同じにはなりません。詳しくはうまくいかないときを見てください。
社外に出せない情報を渡しても大丈夫ですか?
使うサービスの設定によっては、入力した内容が学習に使われます。固有名詞をA社・B社に置き換える、数字を丸めるなどして渡すか、会社の規定を確かめてください。
間違えたときにどうなりますか?
事実と違うことを書くと、公開後の訂正が要るです。だからこのページでは、確かめ方まで書いています。
どのくらい時間がかかりますか?
構成まで数分。本文は材料の量によるです。確かめる時間を見込んでおいてください。
このページで分かったこと
- 文体をそろえるは「複数人で書いた文章の、書き方の揺れを直す」ための用途
- 渡すのは複数の文章、そろえたい方向、返ってくるのは揺れの一覧と直し方
- 任せ方は確かめてから使う(2/3)
- つまずくのは:引用部分まで文体を直してしまう。
- 向いているツールは文章・対話の分類
事実と違うことを書くと、公開後の訂正が要る。出てきたものは、このページの「確かめ方」を通してから使ってください。
手順として残す形
文体をそろえるを繰り返すなら、次の形で残しておくと、誰がやっても同じ結果になります。
| 項目 | 書くこと |
|---|---|
| 目的 | 複数人で書いた文章の、書き方の揺れを直す |
| 用意するもの | 複数の文章、そろえたい方向 |
| 使う指示文 | 指示文のページのもの |
| 出てくるもの | 揺れの一覧と直し方 |
| 確かめること | 引用部分まで文体を直してしまう。が起きていないか |
| 任せ方 | 確かめてから使う(2/3) |
この6項目があれば、しばらく空いてからでも同じようにやれます。指示文だけを残すと、確かめる観点が抜けます。
他の用途とつなぐ
文体をそろえるの出力(揺れの一覧と直し方)は、次の用途の材料になります。
| つなぐ先 | させること | 間に何をするか |
|---|---|---|
| ブログ記事の構成を作る | 何を、どの順で書くかを決める | 揺れの一覧と直し方を確かめてから渡す |
| タイトルを複数案出す | 同じ内容に、切り口の違うタイトルを付ける | 揺れの一覧と直し方を確かめてから渡す |
| キャッチコピーを考える | 商品やサービスを一言で言う | 揺れの一覧と直し方を確かめてから渡す |
| 文章を短くする | 長すぎる文を、意味を保ったまま縮める | 揺れの一覧と直し方を確かめてから渡す |
| SNSの投稿文を作る | 限られた文字数で、見てもらう入口を作る | 揺れの一覧と直し方を確かめてから渡す |
| 書き出しを考える | 読み進めてもらうための最初の3行を作る | 揺れの一覧と直し方を確かめてから渡す |
つなぐときは、必ず間に人が入ってください。前の出力の間違いは、次の作業で見つかりません。むしろ、前の出力を前提として扱ってしまうぶん、見つかりにくくなります。
慣れたあとに起きること
使い慣れると、次のことが起きます。どれも、質が下がる方向に働きます。
- 確かめなくなる
- うまくいく回数が増えると、確かめる工程を飛ばすようになります。間違いは減っていないので、見つからなくなるだけです。
- 自分で考えなくなる
- 文体をそろえるを毎回AIに任せていると、自分でやったときの勘が鈍ります。判断が要る用途では、たまに自分でやってみてください。
- 出力に文体が寄る
- 同じツールを使い続けると、出てくる文章が似てきます。自分の言葉かどうかを、ときどき見直してください。
- できることを過大に見積もる
- うまくいった経験から、向かない作業まで任せようとします。任せた結果を確かめて、向かないものは戻してください。
やめどきを決める
次のどれかに当てはまったら、その作業でAIを使うのをやめる判断をしてください。
- 材料(複数の文章、そろえたい方向)を用意する手間が、作業そのものより大きい
- 出てきたものを確かめる時間が、自分で作る時間を超えている
- 同じところを毎回直していて、指示文に反映しても直らない
- 判断そのものを任せようとしている
使わない判断も、使い方の一部です。
文章を書くときにAIを使う場合の注意
文章を書くの用途に共通して効くことをまとめます。文体をそろえるにも当てはまります。
- 材料は自分で持つ
- 体験・取材・データは、AIが持っていないものです。ここが無い記事は、どこかで読んだような内容になります。
- 書いた事実に根拠を持つ
- 公開したあとに訂正するのは重い作業です。数字と固有名詞は書く前に確かめてください。
- 自分の言葉かを見直す
- 同じツールを使い続けると、文体が寄ります。読み返して、自分が書いた文かどうかを見てください。
- 見出しと中身を合わせる
- 見出しだけ先に作ると、中身とずれることがあります。書いたあとに見出しを付け直してください。
- 煽らない
- 期待を上げすぎると、本文で失望させます。書き出しと結論を並べて読んで、つながっているか確かめてください。
この分類の作業の流れ
- 読む人と、読後にどうなってほしいかを決める
- 自分の材料を並べる
- 構成を作る
- 材料のある節から書く
- 事実を確かめる
- 見出しを付け直す
文体をそろえるは、この流れの中では「構成を作る」のあたりに入ります。前後の段階を自分でやることを前提にしてください。
近い用途の探し方
105用途は、分類のほかに「任せ方」でも並べられます。同じ任せ方の用途は、確かめる手間も似ます。
| 任せ方 | 意味 | 用途数 | この用途 | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | そのまま任せられる | 15 | ||
| 2 | 確かめてから使う | 84 | ここ | |
| 3 | 人が判断する | 6 |
同じ「確かめてから使う」の用途
| 用途 | 分類 | させること |
|---|---|---|
| 議事録から決定事項を抜き出す | ビジネス文書 | 会議の文字起こしから、決まったことと持ち帰りだけを取り出す |
| 長い資料を要約する | ビジネス文書 | 読む時間がない資料から、判断に要る部分だけを取り出す |
| 稟議書の理由を書く | ビジネス文書 | 欲しいものと、なぜ要るのかを、決裁者に伝わる形にする |
| 表にまとめる | 資料作成 | ばらばらの情報を、比べられる形に整える |
| 図解の案を出す | 資料作成 | 文章で説明していることを、絵にする方法を考える |
| キャッチコピーを考える | 文章を書く | 商品やサービスを一言で言う |
| 練習問題を作ってもらう | 学習 | 覚えたことを確かめる問題を出してもらう |
| 文章を添削してもらう | 学習 | 書いた文の、直すべきところを指摘してもらう |
| データの集計方法を相談する | データ・表計算 | 手元の数字から、何をどう出せば知りたいことが分かるかを決める |
| SQLを書いてもらう | データ・表計算 | 取りたいデータを日本語で伝えて、クエリにしてもらう |
分類から探す
| 分類 | 用途数 | 中心になる作業 | |
|---|---|---|---|
| ビジネス文書 | 15 | 指示文で下書きを作る | |
| 資料作成 | 8 | 構成を作る | |
| 調べもの | 9 | 一次情報を探す | |
| 文章を書く | 12 | 構成を作る | |
| 学習 | 9 | AIに説明してもらう | |
| データ・表計算 | 9 | 処理の前に件数を数える | |
| 開発 | 12 | 外部に影響する処理を確かめる | |
| 就職・転職 | 8 | 重なる部分を選ぶ | |
| 画像生成 | 7 | 指示文を組み立てる | |
| 暮らし | 9 | AIに候補を出してもらう | |
| AIとの付き合い方 | 7 | 指示文を作る |
場面別の書き換え例
同じ文体をそろえるでも、急いでいるときと大事な場面では、書く量が変わります。3つの形を用意しました。
1. 急いでいるとき(最短の形)
複数人で書いた文章の、書き方の揺れを直すてください。
出力:揺れの一覧と直し方
材料に無いことは補わないでください。
---
(複数の文章、そろえたい方向)
材料を渡すことと、補わせないこと。この2つだけは削れません。これ以外を削ったのがこの形です。形が毎回変わってもいい場面で使ってください。
2. 大事な場面(条件を足した形)
複数人で書いた文章の、書き方の揺れを直すてください。
・読む人:(誰が見るか)
・使う場面:(どこで使うか)
・分量:(◯◯字/◯項目)
出力の形:揺れの一覧と直し方
守ってほしいこと:
・材料に書かれていないことは補わないでください
・分からない箇所は「分からない」と書いてください
・引用部分まで文体を直してしまうという失敗を避けてください
---
(複数の文章、そろえたい方向)
読む人・場面・分量を足し、この用途で起きやすい失敗を名指しで避けさせています。引用部分まで文体を直してしまう。
3. 慣れてきたとき(保存する形)
【固定部分:カスタム指示やメモに保存する】
複数人で書いた文章の、書き方の揺れを直すときは、次を守ってください。
・出力は「揺れの一覧と直し方」の形にする
・材料に無いことは補わない
・分からない箇所は「分からない」と書く
【毎回書く部分】
複数の文章、そろえたい方向:
読む人:
分量:
固定部分をカスタム指示に入れておけば、毎回書くのは下半分だけになります。使うたびに直したところがあれば、固定部分に反映してください。自分の仕事に合った形に育ちます。
3つの使い分け
| 場面 | 使う形 | 確かめる量 |
|---|---|---|
| 下書きが欲しいだけ | 1. 最短 | 固有名詞と数字だけ |
| そのまま人に見せる | 2. 条件つき | このページの確かめ方をひととおり |
| 毎週・毎月やる | 3. 保存する形 | チェックリストにして毎回通す |
文体をそろえるの任せ方は確かめてから使う(2/3)です。2か3の形を使い、確かめる工程を必ず通してください。
AIを使うときに、ずっと効くこと
用途が変わっても変わらないことが4つあります。うまくいかないときは、ここに戻ってください。
- 材料が9割
- 指示文をいくら磨いても、渡す材料が足りなければ結果は変わりません。文体をそろえるなら複数の文章、そろえたい方向です。ここを用意する手間を惜しまないでください。
- 書かないことは起きない
- 「補わないでください」「分からないなら分からないと書いてください」。書かなければ、必ず補われます。禁止は明示するものです。
- 一度に1つだけ変える
- 指示文を直すときは1箇所ずつです。まとめて変えると、何が効いたのか分からなくなり、次に活かせません。
- 期待どおりのときこそ確かめる
- 自分が望んでいた結論が返ってくると、検算をしないまま通してしまいます。もっともらしい文章は、内容を確かめずに信じてしまうものです。
4つめが、いちばん見落とされます。うまくいかないときは自然に疑いますが、うまくいったときは疑いません。文体をそろえるで出てきたものも、期待どおりだったときほど確かめてください。
この用途に戻るとき
文体をそろえるについては、次の5ページにまとめています。困ったときに合うページを開いてください。
文体をそろえるで渡す材料の用意
この用途で渡すのは複数の文章、そろえたい方向です。ここが揃っていないまま指示文を送ると、AIは足りない部分を埋めます。埋められたものは、元の材料に無かったものです。
材料が足りているかの見分け方
渡そうとしている材料を見て、「この中に答えの元があるか」を自分に聞いてください。無いなら、指示文をどう書いても出てきません。揺れの一覧と直し方を作るのに要る情報が、材料の中にあるかどうかです。
材料が足りないときにできること
- 集めてから渡す
- いちばん確実です。手間はかかりますが、確かめる時間が減るので結局は速く終わります。
- 範囲を狭める
- 材料がある部分だけに絞って頼みます。文体をそろえるを一度に全部やらず、分かっている範囲から始めます。
- 分からないと書かせる
- 「材料から分からないことは、分からないと書いてください」を足します。埋められるより、空欄のほうが扱えます。
- AIに何が足りないか聞く
- 「揺れの一覧と直し方を作るのに、この材料で足りない情報は何ですか」と聞くと、集めるものが分かります。
渡してはいけないもの
材料に次が含まれていないか、送る前に見てください。使うサービスの設定によっては、入力した内容が学習に使われます。
| 種類 | どうするか |
|---|---|
| 顧客名・取引先名 | A社・B社に置き換える |
| 個人が特定できる情報 | 削るか、記号に置き換える |
| 未公開の数字 | 桁だけ合わせた仮の数字にする |
| 社外秘の資料 | 構造だけ渡して、中身は渡さない |
一度渡したものは取り消せません。文体をそろえるが確かめてから使う段階(2/3)であることとは別に、この判断は毎回必要です。会社の規定を先に確かめてください。
文体をそろえるをAIでやらないほうがいい場合
便利な用途を集めたサイトですが、使わない判断も同じくらい大事です。文体をそろえるについて、次に当てはまるなら自分でやったほうが速く終わります。
- 1回しかやらない
- 指示文を組み立て、出てきたものを確かめる時間のほうが、複数人で書いた文章の、書き方の揺れを直す時間より長くなることがあります。
- 材料を用意する手間が大きい
- 複数の文章、そろえたい方向を整えるだけで終わってしまうなら、そのまま自分で仕上げたほうが速いことがあります。
- 確かめる時間が作る時間を超える
- この用途は「確かめてから使う」段階です。確かめる工程を飛ばせません。確かめに時間がかかる作業は、最初から自分でやるほうが確実です。
- 判断そのものが仕事
- 材料の整理は任せられますが、決めることは任せられません。決める部分をAIに渡すと、根拠のない結論を受け取ることになります。
- 渡せない情報が中心にある
- 置き換えて渡すと、その作業の意味が無くなることがあります。
このページは応用について書いていますが、そもそも使うかどうかを先に決めてください。使わない判断も、使い方の一部です。
