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調べる観点を洗い出すでうまくいかないとき|指示文のどこを直すか

紙に印刷された表と電卓、定規で列をたどっているところ。数字を扱う場面

調べる観点を洗い出すで思ったものが返ってこないとき、原因はたいてい指示文の側にあります。このページでは、症状ごとにどこを直せばいいかをまとめます。

この用途の概要

何をさせるか 何を調べればいいか分からないときに、切り口を出してもらう
渡すもの 調べたいテーマと、目的
返ってくるもの 観点の一覧
分類 調べもの
向いているツール 文章・対話
任せ方 そのまま任せられる(1/3)

この用途で起きやすいこと

「どこを見れば分かるか」を書かせないと、調べようがない観点が並ぶ。

直し方

出所が書けない観点は落とす。調べられないものを観点に残すと、そこで止まる。

症状ごとの直し方

一般論しか返ってこない
渡す材料が足りていません。調べたいテーマと、目的を実際に貼ってください。「〜について」とだけ書くと、AIは一般的な話をするしかありません。
長すぎる/短すぎる
長さを数で指定してください。「簡潔に」「詳しく」は人によって幅が違います。
形が毎回変わる
出力の形を数で指定し、欲しい形の見本を1つ添えてください。「見出しを3つ、各200字」のように書きます。
材料にないことが混ざる
「材料に書かれていないことは補わないでください」を足してください。書かないと必ず補われます。
当たり障りのない内容になる
条件を具体的にしてください。読む相手、使う場面、避けたい表現を書くと、絞られます。
同じ案ばかり並ぶ
「それぞれ何が違うかを添えてください」と書いてください。違いを言わせると、案が分かれます。
指示の一部が無視される
条件が多すぎます。作業を2回に分けるか、効いていない条件を削ってください。
もっともらしいが間違っている
事実に関わる部分を抜き出して、1つずつ確かめてください。

直す順番

一度に複数の場所を変えると、何が効いたのか分からなくなります。次の順で1つずつ変えてください。

  1. 材料を足す。これでほとんどの問題が消えます
  2. 出力の形を数で指定する
  3. してほしくないことを書く
  4. 読む相手と場面を書く
  5. 見本を1つ添える
  6. 作業を分ける。ここまでで直らないなら、1つの指示文でやろうとしすぎです

直しても変わらないとき

指示文を変えても結果が変わらない場合、原因が別のところにあります。

そもそも材料に答えが無い
渡した調べたいテーマと、目的の中に、欲しい答えの元になる情報が含まれていない可能性があります。
作業が大きすぎる
1回で複数のことをさせようとしています。分けてください。
ツールが向いていない
この用途には文章・対話のツールが向きます。調べる観点を洗い出すのツール選びを見てください。
やり取りが長くなりすぎている
会話が長いと、前のほうの指示が薄れます。新しく始め直して、必要な条件だけを最初に書いてください。

どの用途にも効く6つの原則

この6つは、どの指示文にも共通して効きます。うまくいかないときは、まずこのどれかが抜けていないかを見てください。

役割を決める
ただ「書いて」と頼むより、「新人に説明する立場で」「校正者として」のように立場を決めると、出てくる文の前提がそろいます。
入力を先に、条件を後に
渡す材料と、守ってほしい条件を分けて書きます。混ざっていると、条件が材料の一部として読まれることがあります。
出力の形を数で指定する
「いくつ」「何字」「どの順」を数で指定します。「簡潔に」は人によって長さが違いますが、「200字で」は揺れません。
してほしくないことを書く
「補わないでください」「推測で書かないでください」は、書かないと必ず補われます。
分からないときの言い方を決める
「分からない場合は分からないと書いてください」を入れておくと、それらしい答えで埋められずに済みます。
例を1つ見せる
欲しい形の見本を1つ渡すと、説明を重ねるより早く伝わります。

調べる観点を洗い出すの指示文では、とくに「入力を先に、条件を後に」と「してほしくないことを書く」が効きます。「どこを見れば分かるか」を書かせないと、調べようがない観点が並ぶ。

確かめること

  • 渡す材料(調べたいテーマと、目的)を実際に貼ったか
  • 出力の形を数で指定したか
  • 「補わないでください」を書いたか
  • 一度に1箇所だけ変えたか
  • 事実に関わる部分を、元の材料と突き合わせたか

どこまで任せられるか

この用途の任せ方はそのまま任せられる(1/3)です。出てきたものをそのまま使える場面が多い用途です。ただし固有名詞と数字だけは確かめてください。

段階 意味 この用途は
1 そのまま任せられる ここ
2 確かめてから使う
3 人が判断する

段階は「AIの性能」ではなく「間違えたときの影響」で決めています。文章の言い回しを間違えても直せますが、契約や体調に関わる判断を間違えると取り返しがつきません。

「調べもの」の他の用途

同じ分類には9件あります。似た場面で使うものは、指示文の書き方も似ます。

用途 させること 任せ方
複数の情報を突き合わせる 同じことについて書かれた複数の資料の、一致点と食い違いを出す 人が判断する(3)
専門用語を素人向けに言い換える 分野の外の人に通じる言葉にする そのまま任せられる(1)
調べる観点を洗い出す 何を調べればいいか分からないときに、切り口を出してもらう そのまま任せられる(1)
主張の根拠を確かめる 書かれている主張が、何にもとづいているかを分ける 人が判断する(3)
ニュースの背景を知る 報道の前提になっている経緯を押さえる 確かめてから使う(2)
統計の読み方を確かめる その数字が何を測っているのかを確かめる 確かめてから使う(2)
分野の全体像をつかむ 知らない分野の、大きな地図を先に作る 確かめてから使う(2)
反対意見を出してもらう 自分の考えの弱いところを、先に見つける 確かめてから使う(2)
出典の確からしさを見る その情報がどこから来たのかを追う 確かめてから使う(2)

調べる観点を洗い出すの他のページ

この用途については、5つの角度でまとめています。

ページ 書いていること
調べる観点を洗い出すの指示文 そのまま使える指示文と、その形にしている理由
調べる観点を洗い出すの書き方 この用途で外さないための組み立て方
調べる観点を洗い出すのツール選び 文章・対話のツールの中で、この用途に向くもの
調べる観点を洗い出すの応用 慣れてきたときの進め方と、他の用途との組み合わせ

調べる観点を洗い出すを使う場面

何を調べればいいか分からないときに、切り口を出してもらうという作業です。実際に使う場面を押さえておくと、指示文に何を書けばいいかが決まります。

出てきたものを誰が見るか
自分が判断するための材料になる
いつ使うか
調べ始める前が一番迷う
間違えたときに何が起きるか
間違った情報を元に判断すると、後の工程が全部ずれる
かかる時間の目安
観点の整理は数分。裏取りに時間がかかる

調べる観点を洗い出すで渡すのは調べたいテーマと、目的、返ってくるのは観点の一覧です。この2つがはっきりしていないうちに指示文を書くと、一般論しか返ってきません。

使う前に決めておくこと

指示文を書き始める前に、次を決めておいてください。ここが決まっていないと、何度書き直しても結果が安定しません。

  • 何を決めるために調べるのか
  • いつまでに要るか
  • どこまで確かめる必要があるか

何を決めるために調べるのか

これが決まらないうちは、指示文を書いても意味がありません。調べる観点を洗い出すの場合、ここが曖昧だと出てくるものも曖昧になります。

いつまでに要るか

2つめ以降は、指示文の条件として書き足す部分です。書かなければAIが勝手に決めます。

どこまで確かめる必要があるか

書き忘れると、あとから直すことになります。最初に決めておくほうが速く終わります。

出てきたものの確かめ方

調べる観点を洗い出すの出力は、そのまま任せられる段階(1/3)です。大きな確認は要りませんが、次だけは見てください。

  • 出典が実在するか(URLを実際に開く)
  • その出典に、書かれているとおりのことが書いてあるか
  • いつ時点の情報か
  • 反対の見方が無いか

出典が実在するか(URLを実際に開く)

AIは実在しないURLや資料名を出すことがあります。示されたものは必ず開いてください。開けないものは無かったものとして扱います。

その出典に、書かれているとおりのことが書いてあるか

AIは実在しないURLや資料名を出すことがあります。示されたものは必ず開いてください。開けないものは無かったものとして扱います。

いつ時点の情報か

目で追うだけでは見落とします。項目を1つずつ潰す形で確かめてください。

反対の見方が無いか

目で追うだけでは見落とします。項目を1つずつ潰す形で確かめてください。

期待どおりの答えが返ってきたときこそ確かめてください。自分が望んでいた結論が出ると、検算をしないまま通してしまいます。

調べる観点を洗い出すの前後にある作業

調べる観点を洗い出すは、たいてい一連の作業の途中にあります。前後を意識すると、渡す材料と出力の形が決まります。

段階 すること AIに任せられるか
調べたいテーマと、目的を用意する 材料集めは自分でやることが多い段階です
ここ 何を調べればいいか分からないときに、切り口を出してもらう そのまま任せられる(1/3)
観点の一覧を確かめて使う 確かめるのは人の仕事です

同じ流れで使う用途

用途 させること
複数の情報を突き合わせる 同じことについて書かれた複数の資料の、一致点と食い違いを出す
専門用語を素人向けに言い換える 分野の外の人に通じる言葉にする
主張の根拠を確かめる 書かれている主張が、何にもとづいているかを分ける
ニュースの背景を知る 報道の前提になっている経緯を押さえる
統計の読み方を確かめる その数字が何を測っているのかを確かめる
分野の全体像をつかむ 知らない分野の、大きな地図を先に作る
反対意見を出してもらう 自分の考えの弱いところを、先に見つける
出典の確からしさを見る その情報がどこから来たのかを追う

前の段階で材料が揃っていないと、この段階で埋め合わせが起きます。埋め合わせられたものは、材料に無かったものです。

105用途の中でどこにいるか

このサイトには105用途を収録しています。調べる観点を洗い出すがどのあたりに位置するのかを数字で見ます。

見るもの この用途 全体
分類 調べもの 11分類のうちの1つ
同じ分類の用途数 9件 105件
任せ方 そのまま任せられる(1) 1:15件 / 2:84件 / 3:6件
向いているツールの分類 文章・対話 12件のツールがある

分類ごとの用途数

分類 用途数 任せ方の内訳
ビジネス文書 15 1:3 / 2:11 / 3:1
資料作成 8 1:2 / 2:6 / 3:0
調べもの 9 1:2 / 2:5 / 3:2
文章を書く 12 1:4 / 2:8 / 3:0
学習 9 1:2 / 2:7 / 3:0
データ・表計算 9 1:1 / 2:8 / 3:0
開発 12 1:0 / 2:12 / 3:0
就職・転職 8 1:0 / 2:6 / 3:2
画像生成 7 1:0 / 2:6 / 3:1
暮らし 9 1:1 / 2:8 / 3:0
AIとの付き合い方 7 1:0 / 2:7 / 3:0

任せ方の段階は「AIの性能」ではなく「間違えたときの影響」で決めています。3が多い分類は、AIに任せきれない判断が含まれる分野です。

調べる観点を洗い出すに関わる言葉

このページで使っている言葉のうち、意味を取り違えやすいものをまとめました。

プロンプト
AIに渡す指示文のこと。日本語では「指示文」と書きます。長さに決まりはなく、条件を並べた数百字のものが普通です。
カスタム指示
毎回同じことを書かなくて済むよう、あらかじめ登録しておく指示。サービスによって呼び方が違います(システムプロンプト、カスタムインストラクションなど)。
ハルシネーション
AIが事実でないことを、事実のように書いてしまうこと。文章としては自然なまま起きるので、読んで違和感を探すだけでは見つかりません。
コンテキスト
一度に渡せる文章の量。これを超えると、前のほうの内容が扱われなくなります。
トークン
AIが文章を数える単位。日本語はおおよそ1文字が1トークン前後です。料金がトークン数で決まるサービスがあります。

調べる観点を洗い出すについて、よくある質問

指示文をそのままコピーして使えますか?

かっこの中を自分の状況に置き換えれば使えます。置き換えずに送ると、調べたいテーマと、目的が無い状態になるので、一般的な話しか返りません。

どのAIで使えますか?

文章・対話に分類されるツールなら、どれでも基本的な形は通ります。ツールごとの違いは調べる観点を洗い出すのツール選びにまとめました。

出てきたものをそのまま使っていいですか?

この用途は「そのまま任せられる」段階です。固有名詞と数字だけ確かめれば、多くの場合そのまま使えます。

毎回結果が違うのですが

出力の形を数で指定し、欲しい形の見本を1つ添えると揺れが減ります。完全に同じにはなりません。詳しくはうまくいかないときを見てください。

社外に出せない情報を渡しても大丈夫ですか?

使うサービスの設定によっては、入力した内容が学習に使われます。固有名詞をA社・B社に置き換える、数字を丸めるなどして渡すか、会社の規定を確かめてください。

間違えたときにどうなりますか?

間違った情報を元に判断すると、後の工程が全部ずれるです。だからこのページでは、確かめ方まで書いています。

どのくらい時間がかかりますか?

観点の整理は数分。裏取りに時間がかかるです。確かめる時間を見込んでおいてください。

このページで分かったこと

  • 調べる観点を洗い出すは「何を調べればいいか分からないときに、切り口を出してもらう」ための用途
  • 渡すのは調べたいテーマと、目的、返ってくるのは観点の一覧
  • 任せ方はそのまま任せられる(1/3)
  • つまずくのは:「どこを見れば分かるか」を書かせないと、調べようがない観点が並ぶ。
  • 向いているツールは文章・対話の分類

間違った情報を元に判断すると、後の工程が全部ずれる。出てきたものは、このページの「確かめ方」を通してから使ってください。

症状から原因を引く

出てきたものを見て、次の表から当てはまるものを探してください。

出てきたもの 原因 直す場所
どこかで読んだような内容 材料が渡っていない 調べたいテーマと、目的を実際に貼る
指示より長い/短い 長さが数で指定されていない 「◯◯字で」を足す
毎回違う形 出力の形が指定されていない 形を数で指定し、見本を添える
材料に無い話 禁止が書かれていない 「補わないでください」を足す
当たり障りがない 読む人と場面が無い 相手と場面を書く
案が全部似ている 違いを言わせていない 「それぞれ何が違うか添えて」を足す
一部の指示が無視される 条件が多すぎる 作業を2回に分ける
自信ありげに間違っている 確かめる工程が無い 事実に関わる記述を抜き出して1つずつ当たる

確かめの手順

調べる観点を洗い出すの出力を確かめるとき、目で追うだけでは見落とします。次の順で潰してください。

  1. 数字を全部拾う。拾ったものを、元の材料で検索する
  2. 固有名詞を全部拾う。会社名・人名・製品名・地名を、元の材料と突き合わせる
  3. 日付を確かめる。相対的な表現(来週、今年度)は具体的な日付に直っているか
  4. 断定している箇所を探す。材料に根拠があるか見る
  5. 出典やURLが示されていれば、開く。開けないものは無かったものとして扱う

この手順は、出力が短いほど速く終わります。長い出力を一度に確かめようとすると、途中で集中が切れます。

直しても直らないとき

指示文をいくら変えても結果が変わらないなら、原因は指示文の外にあります。

材料に答えが無い
渡した調べたいテーマと、目的の中に、欲しい答えの元になる情報が入っていない。これが一番多い原因です。
作業が大きすぎる
1回で複数のことをさせている。分けると通ることがあります。
会話が長くなりすぎている
前のほうの指示が薄れています。新しく始め直して、要る条件だけを最初に書きます。
ツールが向いていない
ツール選びで、この用途に向くものを確かめてください。
そもそもAI向きの作業ではない
材料を集める手間のほうが大きい作業は、直接やったほうが速いことがあります。

調べものでAIを使うときに気をつけること

調べものの用途に共通して効くことをまとめます。調べる観点を洗い出すにも当てはまります。

出典は必ず開く
AIは実在しないURLや論文名を出すことがあります。示されたものは1つずつ開いてください。開けないものは無かったものとして扱います。
出典が実在しても内容を確かめる
実在するページが示されても、そこに書かれている内容が違うことがあります。引用された箇所をページ内で検索してください。
いつ時点の情報かを確かめる
AIの知識には時点があります。制度や料金は変わるので、最新かどうかを別途確かめてください。
一次情報にたどり着く
解説記事の孫引きではなく、統計や公式資料まで戻ってください。途中で数字が変わっていることがあります。
反対の見方を探す
AIは聞かれた方向に沿った答えを出しがちです。反対の立場から見てもらうと、弱いところが見えます。

この分類の作業の流れ

  1. 何を決めるために調べるかを決める
  2. 観点を洗い出す
  3. 一次情報を探す
  4. AIに整理させる
  5. 出典を1つずつ確かめる
  6. 判断する

調べる観点を洗い出すは、この流れの中では「一次情報を探す」のあたりに入ります。前後の段階を自分でやることを前提にしてください。

近い用途の探し方

105用途は、分類のほかに「任せ方」でも並べられます。同じ任せ方の用途は、確かめる手間も似ます。

任せ方 意味 用途数 この用途
1 そのまま任せられる 15 ここ
2 確かめてから使う 84
3 人が判断する 6

同じ「そのまま任せられる」の用途

用途 分類 させること
メールの下書きを作る ビジネス文書 要件と相手との関係を伝えて、送れる形のメールにする
報告書の構成を組む ビジネス文書 何を書くかは決まっているが、順番が決まらないときに骨組みを作る
打ち合わせのアジェンダを作る ビジネス文書 限られた時間で決めることを決めるための進行表を作る
スライドの構成を作る 資料作成 伝えたいことを、めくる順番に並べ替える
グラフの選び方を相談する 資料作成 手元の数字を、どのグラフで見せるか決める
専門用語を素人向けに言い換える 調べもの 分野の外の人に通じる言葉にする
ブログ記事の構成を作る 文章を書く 何を、どの順で書くかを決める
タイトルを複数案出す 文章を書く 同じ内容に、切り口の違うタイトルを付ける
文章を短くする 文章を書く 長すぎる文を、意味を保ったまま縮める
SNSの投稿文を作る 文章を書く 限られた文字数で、見てもらう入口を作る

分類から探す

分類 用途数 中心になる作業
ビジネス文書 15 指示文で下書きを作る
資料作成 8 構成を作る
調べもの 9 一次情報を探す
文章を書く 12 構成を作る
学習 9 AIに説明してもらう
データ・表計算 9 処理の前に件数を数える
開発 12 外部に影響する処理を確かめる
就職・転職 8 重なる部分を選ぶ
画像生成 7 指示文を組み立てる
暮らし 9 AIに候補を出してもらう
AIとの付き合い方 7 指示文を作る

場面別の書き換え例

同じ調べる観点を洗い出すでも、急いでいるときと大事な場面では、書く量が変わります。3つの形を用意しました。

1. 急いでいるとき(最短の形)

何を調べればいいか分からないときに、切り口を出してもらうてください。

出力:観点の一覧
材料に無いことは補わないでください。

---
(調べたいテーマと、目的)

材料を渡すことと、補わせないこと。この2つだけは削れません。これ以外を削ったのがこの形です。形が毎回変わってもいい場面で使ってください。

2. 大事な場面(条件を足した形)

何を調べればいいか分からないときに、切り口を出してもらうてください。

・読む人:(誰が見るか)
・使う場面:(どこで使うか)
・分量:(◯◯字/◯項目)

出力の形:観点の一覧

守ってほしいこと:
・材料に書かれていないことは補わないでください
・分からない箇所は「分からない」と書いてください
・「どこを見れば分かるか」を書かせないと、調べようがない観点が並ぶという失敗を避けてください

---
(調べたいテーマと、目的)

読む人・場面・分量を足し、この用途で起きやすい失敗を名指しで避けさせています。「どこを見れば分かるか」を書かせないと、調べようがない観点が並ぶ。

3. 慣れてきたとき(保存する形)

【固定部分:カスタム指示やメモに保存する】
何を調べればいいか分からないときに、切り口を出してもらうときは、次を守ってください。
・出力は「観点の一覧」の形にする
・材料に無いことは補わない
・分からない箇所は「分からない」と書く

【毎回書く部分】
調べたいテーマと、目的:
読む人:
分量:

固定部分をカスタム指示に入れておけば、毎回書くのは下半分だけになります。使うたびに直したところがあれば、固定部分に反映してください。自分の仕事に合った形に育ちます。

3つの使い分け

場面 使う形 確かめる量
下書きが欲しいだけ 1. 最短 固有名詞と数字だけ
そのまま人に見せる 2. 条件つき このページの確かめ方をひととおり
毎週・毎月やる 3. 保存する形 チェックリストにして毎回通す

調べる観点を洗い出すの任せ方はそのまま任せられる(1/3)です。1の形でも足りる場面が多い用途です。

AIを使うときに、ずっと効くこと

用途が変わっても変わらないことが4つあります。うまくいかないときは、ここに戻ってください。

材料が9割
指示文をいくら磨いても、渡す材料が足りなければ結果は変わりません。調べる観点を洗い出すなら調べたいテーマと、目的です。ここを用意する手間を惜しまないでください。
書かないことは起きない
「補わないでください」「分からないなら分からないと書いてください」。書かなければ、必ず補われます。禁止は明示するものです。
一度に1つだけ変える
指示文を直すときは1箇所ずつです。まとめて変えると、何が効いたのか分からなくなり、次に活かせません。
期待どおりのときこそ確かめる
自分が望んでいた結論が返ってくると、検算をしないまま通してしまいます。もっともらしい文章は、内容を確かめずに信じてしまうものです。

4つめが、いちばん見落とされます。うまくいかないときは自然に疑いますが、うまくいったときは疑いません。調べる観点を洗い出すで出てきたものも、期待どおりだったときほど確かめてください。

この用途に戻るとき

調べる観点を洗い出すについては、次の5ページにまとめています。困ったときに合うページを開いてください。

困っていること 開くページ
すぐ使いたい 指示文
自分の状況に合わせたい 書き方
思ったものが出ない 失敗と直し方
どのAIを使うか迷う ツール選び
もっと使いこなしたい 応用

調べる観点を洗い出すで渡す材料の用意

この用途で渡すのは調べたいテーマと、目的です。ここが揃っていないまま指示文を送ると、AIは足りない部分を埋めます。埋められたものは、元の材料に無かったものです。

材料が足りているかの見分け方

渡そうとしている材料を見て、「この中に答えの元があるか」を自分に聞いてください。無いなら、指示文をどう書いても出てきません。観点の一覧を作るのに要る情報が、材料の中にあるかどうかです。

材料が足りないときにできること

集めてから渡す
いちばん確実です。手間はかかりますが、確かめる時間が減るので結局は速く終わります。
範囲を狭める
材料がある部分だけに絞って頼みます。調べる観点を洗い出すを一度に全部やらず、分かっている範囲から始めます。
分からないと書かせる
「材料から分からないことは、分からないと書いてください」を足します。埋められるより、空欄のほうが扱えます。
AIに何が足りないか聞く
「観点の一覧を作るのに、この材料で足りない情報は何ですか」と聞くと、集めるものが分かります。

渡してはいけないもの

材料に次が含まれていないか、送る前に見てください。使うサービスの設定によっては、入力した内容が学習に使われます。

種類 どうするか
顧客名・取引先名 A社・B社に置き換える
個人が特定できる情報 削るか、記号に置き換える
未公開の数字 桁だけ合わせた仮の数字にする
社外秘の資料 構造だけ渡して、中身は渡さない

一度渡したものは取り消せません。調べる観点を洗い出すがそのまま任せられる段階(1/3)であることとは別に、この判断は毎回必要です。会社の規定を先に確かめてください。

調べる観点を洗い出すをAIでやらないほうがいい場合

便利な用途を集めたサイトですが、使わない判断も同じくらい大事です。調べる観点を洗い出すについて、次に当てはまるなら自分でやったほうが速く終わります。

1回しかやらない
指示文を組み立て、出てきたものを確かめる時間のほうが、何を調べればいいか分からないときに、切り口を出してもらう時間より長くなることがあります。
材料を用意する手間が大きい
調べたいテーマと、目的を整えるだけで終わってしまうなら、そのまま自分で仕上げたほうが速いことがあります。
確かめる時間が作る時間を超える
確かめに時間がかかる作業は、最初から自分でやるほうが確実です。
判断そのものが仕事
材料の整理は任せられますが、決めることは任せられません。決める部分をAIに渡すと、根拠のない結論を受け取ることになります。
渡せない情報が中心にある
置き換えて渡すと、その作業の意味が無くなることがあります。

このページは失敗と直し方について書いていますが、そもそも使うかどうかを先に決めてください。使わない判断も、使い方の一部です。